文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

元町ロックンロールスウィンドル #11

きっとすぐリンク切れになるので動画は貼らない。松永天馬がいつか出るからという理由で、元町ロックンロールスウィンドルを毎週見ている。

いつも爆発が起きないのが居心地がいいのかな。でもたまに意表をつくくらい感動することがある。その感動は、普遍的なものではなくわたしにしかわからないものなのだ。だって、前働いていた会社の上司に似てる人が出てその回に限ってカタルシスを得る。

松永天馬が出ているだけでテンション上がるからまあカタルシス的所感はないだろうと踏んでいたけど、でもまた裏切られるものですね。結局パンクを否定したんだなっていう。あんなにパンク愛に満ちた連ドラなのに。

松永天馬は鬼畜系パンクバンドをやっててカリスマだったけど、今中学校教師をしている設定。そしてめちゃくちゃかっこいい先生。模範的な。

こんなプロフィールを見ているとわたしの唯一の高校の友達を連想します。あんなに高校大っ嫌いだったのに、高校のチャイムと全く同じチャイムを採用している職場で彼女は働いています。やはり彼女にもパンクが眠っていて、そのパンクを突き詰めた結果規律を守ることに意味を見出していると気が付いたのでしょう。

恐らく松永天馬演じる豊もそんな感じ。あまりに美意識のハードルが高すぎるから世の中が気持ち悪く見えている。しかしそれも過去の話で、現在はその美意識を次世代にゆだねる仕事をしています。

でもこれでよかったのか? と考えるところがパンクですよね。一度決めたこととは言え、二項対立で揺らぐ。悩むところに人間の美があると思います。結局、彼は教師に戻ります。あら、このバッファローハンティング他面子はマツモトクラブの回の使い回しでは? あんときクソだったけどいい人だったんだね!

決断したあと後戻りすることほどかっこ悪いことはないけど、でもしちゃうよね。最近彼氏と別れたことをわたしは連想した。別れたあとに立て続けに元彼が苦労することになったのを知ってしまったためこの場合何もできなかったが。

破壊の先には何があるんだろう、みたいな台詞があってそこに注目してみたらやっぱり次が芽吹くんですね。結構反芻しないと気づかなかった。その芽というのは、自身のアンチテーゼでありリスペクトであり。これを発見して、豊はバンドを辞めるんですね。

すごいな。やっぱりプロの作品は我々を先取りしている。

そういえば、松永天馬胸毛なくなったけど女性ホルモン増えたのかな。